デーモンシステムについての解説
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デーモンシステムについて
デーモンシステムについて
デーモンシステムは、今までとは違うタイプのブラケットを使用した矯正歯科治療です。
従来のブラケットはO-リングなどの結紮線によってワイヤーとブラケットをひとつひとつ固定していましたが、デーモンシステムではシャッター式のブラケット(デーモン・セルフライゲーティング・システム)を採用しており、ワイヤーを固定せず挟み込む構造をしています。
デーモンシステムのブラケット デーモンシステム装置写真
デーモンシステムの特徴
デーモンシステムのメリット
- 治療期間が短い
デーモンシステムは、ブラケットとワイヤーの摩擦が少ないため、歯の移動スピードが速く、治療期間が短縮されます。
- 通院回数が少ない
通常は、1ヶ月に1回は調整のため通院が必要ですが、デーモンシステムの場合、1ヶ月半~2ヶ月に1回の通院で済みます。
- 痛みが少ない
ブラケットとワイヤーの摩擦が少ないため、弱い矯正力で済み、痛みも軽減されます。
- 非抜歯矯正(歯を抜かない矯正歯科治療)の可能性が広がる
矯正歯科治療では、歯を抜く必要があるケースが多いですが、デーモンシステムの場合は非抜歯の可能性が広がります。
デーモンシステムのデメリット
- 装置が金属製なので目立つ
初期のデーモンシステムに比べ目立たなくなりましたが、ブラケットに金属が使われているので裏側矯正や表側矯正より目立ちます。(青山外苑矯正歯科では表側矯正は目立たない透明なブラケットを使用しています)
- 従来の装置に比べて厚みがある
こちらもやはり初期のデーモンシステムに比べてだいぶ薄くなりましたが、シャッターという複雑な構造を持つため、従来のブラケットより厚みがあります。装着直後は違和感がありますが、角が丸く加工されているので1~2週間で慣れてきます。
なぜ弱い力の方が歯の動きが早いの?
従来の装置では、ブラケットとワイヤーを一本一本固定するため、摩擦抵抗が生じていました。そのため、摩擦抵抗より強い力をかけないと歯が動きませんでした。
デーモンシステムは、従来の装置より摩擦抵抗が少ないため、弱い力で歯を動かすことが可能です。しかも、歯周組織に流れる血液の流れを圧迫しない程度のごく弱い矯正力なので、歯を動かすのに必要な栄養が歯周組織に十分に行き渡り、歯の移動がスピーディなのです。